【ショート動画×脳科学】TikTok・Instagram・YouTube「気づいたら2時間経っていた!」時間が溶けるほどにハマってしまうショート動画の魅力を脳科学視点で解説

2024/3/31 20:43
趣味
【ショート動画×脳科学】TikTok・Instagram・YouTube「気づいたら2時間経っていた!」時間が溶けるほどにハマってしまうショート動画の魅力を脳科学視点で解説

近年、ショート動画の人気が急上昇しています。Instagram ReelsやTikTokなど、短い動画コンテンツが私たちの日常に溶け込んでいて、皆さんも「動画をみていたらいつの間にか2時間経ってしまっていた」という経験が一度はあるのではないでしょうか?従来のYouTubeを代表とする「動画」は横向きの画像だったのに対し、多くのショート動画は「縦型動画」がメインとなっています。1つのショート動画は、YouTubeショートだと60秒以内、TikTokだと最大で10分以内のものを投稿できるようになっています。1つの動画は短いのに、なぜ気づくとたくさんの時間を消費しているのか、そのハマってしまう理由について、この記事では脳科学的な視点から解説します。

【目次】
*即時的な報酬を得ることができるから
*感情を共有しやすい凝縮された情報だから
*刺激的なビジュアルに注意を惹きつけられるから

1. 即時的な報酬を得ることができるから

ショート動画は、1つ1つの動画自体は短時間で見ることができるため、即時的な報酬を得ることができます。コンパクトにまとめられた動画の中には、情報が凝縮しており、2時間の映画を見なくても短時間で結果を得られるのです。脳の報酬系は、楽しい体験や興奮をもたらす刺激に反応し、ドーパミンなどの神経伝達物質を分泌します。ショート動画は、その短い時間の中でストーリーが完結したり、面白い情報や驚くような場面が流れたりすることで、脳の報酬系を活性化させ、視聴者に即時的な快楽をもたらします。そのため「もっともっと快楽が欲しい」と次々にショート動画を見てしまい、時間が経過してしまうというわけです。

2. 感情を共有しやすい凝縮された情報だから

最近ではTikTokが10分程度の動画までアップできるようになりましたが、ショート動画は、基本的には1分前後の短い時間でストーリーを伝える必要があります。通常のYouTubeだと時間制限はありませんが、ショート動画は名前の通り「短い」時間で情報を取り入れられることが利点のSNS。視聴者も流れてきた動画が自分に合っているか、自分が見るべき動画なのかの判断が早くなっているため、動画の作成者が、感情的な要素や共感を呼び起こす要素を過剰にも思えるほど強調する場合もあります。オーバーリアクションや大袈裟な物言いで、視聴者の共感を誘うのです。ここには脳科学的に「知りたい」「同じだ」と感じてしまう言葉選びをしている人もいます。脳は感情に敏感であり、他者に共感したり感情を共有したりすることで、社会的なつながりを強化して幸福感や満足感をもたらします。

3. 刺激的なビジュアルに注意を惹きつけられるから

ショート動画はビジュアル的な刺激が豊富であり、視覚的な情報を短時間で多く処理する必要があります。このため、脳の視覚野が活性化され、視覚情報を処理するための注意力が高まります。特に、動きや色彩の鮮やかさなど、目を引く要素が多いショート動画は、視聴者の注意を引き付けやすく、視覚的な刺激を通じて興奮や興味を喚起します。もし流れてきた動画に興味がなくても、飛ばすとすぐに視聴者の注意を惹きつけるような次の動画が流れてきます。そのため、他の媒体や他の趣味へ意識が向かず、動画に集中してしまった結果、時間が過ぎていたということが起きるのでしょう。

【短い時間に脳への刺激がたくさん!】

ショート動画には即時的な報酬や感情の共有、視覚的な刺激など、私たちの脳が「続きを見たい」と無意識に思ってしまうようなさまざまな施策が凝らされているのです。短時間で自分の知りたい情報を得られる、短時間で物語の結論がわかるという点ではタイパのよいSNSと言えますが、ダラダラと見続けてしまうと結果的に時間を奪われたと後悔することにもなりかねません。これらの要素を理解した上でショート動画をみると、見すぎてしまったということが減るかもしれませんね。動画を投稿している方は、これらの要素を意識するとより魅力的なショート動画を作成し、視聴者を魅了することができるでしょう。

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