【甲子園×脳科学】夏の高校野球に魅了されてしまうのはなぜ?甲子園で巻き起こる青春と奇跡の連続に心奪われる理由を脳科学的視点から解説

2024/4/12 20:17
スポーツ
【甲子園×脳科学】夏の高校野球に魅了されてしまうのはなぜ?甲子園で巻き起こる青春と奇跡の連続に心奪われる理由を脳科学的視点から解説

甲子園の全国高等学校野球選手権大会は、夏の風物詩として多くの人々を魅了してきました。試合の熱気や応援の声、選手たちの熱血プレーに心が躍る瞬間が数多くあります。しかし、普段は野球を見ないのにプロ野球とは違うまだ10代の彼らの試合になぜこんなにも魅了されてしまうのだろうと疑問に思ったことがあるかもしれません。なぜこの大会が注目され、応援や観戦に夢中になるのでしょうか。その背後には脳の仕組みが隠れています。今回は、脳科学的視点からその理由を考察していきます。

【目次】
*選手の熱いプレーが脳を刺激する
*集団行動と帰属意識を強める
*感情の共有が結束力を高める

1. 選手の熱いプレーが脳を刺激する

甲子園大会は、高校球児たちの熱いプレーが観客を魅了します。高校3年生であれば、この試合を最後に部活を引退して、高校受験へと頭を切り替えるタイミングです。どのチームにも「今回が最後」と言う生徒がいるため、同じメンバーで甲子園を目指せるのはたった一回しかないのです。このチームでできるだけ勝ち上がりたい、できることなら優勝したいと言う熱い気持ちを1つにして切磋琢磨する彼らの姿が私たちの胸を打つのでしょう。
このようなスポーツイベントでは、視覚や聴覚などの感覚器官から入ってくる刺激が脳内で処理され、興奮や感動を生み出します。特に、スリリングな試合展開や感動的なプレーは、脳内のドーパミンが放出され、快楽を感じることができます。これにより、観戦や応援が楽しい体験として脳に刻まれ、次の試合もまた観たいという行動を求める欲求が高まります。

2. 集団行動と帰属意識を強める

甲子園大会での応援は、集団行動を促進し、観戦者同士の帰属意識を高めます。帰属意識とは「仲間意識」や「所属感」を表します。人は集団に属することで安心感や満足感を得ることができ、その集団との一体感を体験することで幸福感が増します。自分の出身校が出場するとなれば、母校を応援したくなりますよね。もし出身校ではなくても、同じ都道府県の生まれの人が、出ていれば応援したくなります。ゆかりのない場所だったとしても、現地に行って生の試合を見ながらの応援は観客同士に一体感が生まれて脳内の結束力が高まり、感情の共有が生まれます。

3. 感情の共有が結束力を高める

昨年の慶應義塾高等学校の107年ぶりの決勝進出では、母校のみなさんが甲子園に駆けつけて、類稀なる連携で盛大な応援をして賛否両論が叫ばれたことは記憶に新しいですね。このように甲子園大会では、選手やチームへの熱い応援が行われます。共感的な行動は、観客同士の感情を共有し、結束力を高める効果があります。共感することで、脳内のミラーニューロンが活性化され、他者の感情や行動を理解しやすくなります。これにより、観客同士や選手との結束が強化され、より深い応援や観戦体験が可能となります。

【甲子園大会は単なるスポーツイベントではない】

夏の甲子園大会は、単なるスポーツイベント以上の意味を持ちます。脳科学的な視点から見ると、この大会は人々の心を結びつけ、共感と結束力を高める場として、特別な存在です。その情熱と熱気に触れることで、私たちはより深い絆を感じ、共に感動し合うことができるのです。

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