【スイーツ×脳科学】「疲れたら甘いものでリフレッシュ」はちょっと待って!ストレス時に私たちの脳が求めてしまう脳内物質とは

2024/4/3 21:12
【スイーツ×脳科学】「疲れたら甘いものでリフレッシュ」はちょっと待って!ストレス時に私たちの脳が求めてしまう脳内物質とは

シュークリーム、チーズケーキ、タピオカ、クレープ、パンケーキ、プリンなど、つい買って食べてしまうという甘いもの好きな人は多いのではないでしょうか。デザート、ドルチェ、スイーツと、甘いものに対しての言葉は複数ありますが、最近はスイーツという言葉がよく使われているように感じています。このスイーツの語源は「Sweets」で甘いという言葉ですが、日本ではパティシエの作る高級な洋菓子の代名詞として使われ始めました。今では、コンビニスイーツや和スイーツなど、高級な洋菓子に限らずに広く使われるようになっています。

ストレスを感じたときや疲れたときに、つい甘いスイーツやお菓子を食べたくなることがありますよね?実は、この欲求は脳の働きに関係しています。なぜ私たちはスイーツを食べたくなるのか、この記事ではその理由を脳科学の視点から探ってみましょう。

【目次】
*甘いものを食べると報酬系が活性化
*ストレスや不安の緩和に
*タンパク質が不足している可能性も

1. 甘いものを食べると報酬系が活性化

甘いスイーツを食べると、脳内の報酬系が活性化され、快楽を感じるための神経伝達物質であるドーパミンや幸せを感じるセロトニンが分泌されます。このドーパミンの分泌は、食べ物を摂取したときに起こる快楽を引き起こし、食欲や満足感を促します。注意したいのは、食欲や満足感を促すと同時に、セロトニンが不足している時にスイーツを食べると、一時的にセロトニンが増えて心が安定するという感覚を覚えて、さらに甘いものが食べたいという欲求も増加してしまうことです。自分へのご褒美としてスイーツを食べるのは悪いことではありませんが、感情が乱高下してしまうと悪循環になるので、自分の幸せの土台を確立しておき、スイーツの食べ過ぎには気をつけましょう。

2. ストレスや不安の緩和に

ストレスや不安を感じると脳内の快楽中枢が活性化され、甘い食べ物への欲求が高まります。甘いものを口にすることで、気持ちを落ち着かせたりリラックスできる「エンドルフィン」という脳内物質が生成されます。これはストレスや不安を和らげる効果があります。慢性的にストレスを抱えていると、コルチゾールが分泌されつづけます。コルチゾールによって脂肪分解作用が続くことで、身体は危険を感じて脂肪を溜め込もうとするため、脂っこいものやスイーツの完食が止まらなくなってしまうことも。たまにの贅沢なら問題はありませんが、毎日たくさん食べていると感じたなら、運動などをして気分転換をはかることをおすすめします。

3. タンパク質が不足している可能性も

甘いものを食べても食べても満足しない時は、糖質ではなくタンパク質が不足している可能性もあります。これは疲労が原因で起きる場合があります。食生活を振り返ってタンパク質が足りてないと感じたら甘いものよりもタンパク質をとってみることをおすすめします。肉、魚、大豆製品、卵類、きのこなどを食べてみましょう。

【脳の複雑な働きが欲求を増加させる】

甘いスイーツへの欲求は、脳の複雑な働きや様々な要因によって引き起こされるものです。幸せを感じるからと言って、闇雲に食べてしまうのは脳内物質のバランスを崩してしまう恐れもあるということを知るだけでも食べ過ぎを防ぐことができます。食欲やストレスとの関連を理解してバランスの取れた食生活を送ることが、心と体の健康に繋がります

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