会員制レストランやバー、ゴルフ場など限られた人しか入れない空間で親密になりやすいのはなぜか?脳科学視点で考察【会員制×脳科学】

2024/3/23 20:24
趣味
会員制レストランやバー、ゴルフ場など限られた人しか入れない空間で親密になりやすいのはなぜか?脳科学視点で考察【会員制×脳科学】

ジムやフィットネスクラブ、ゴルフ場や習い事などのオフラインレッスンや予約困難な飲食店だけでなく、最近ではオンラインサロンやファンクラブなどオンラインでのコミュニティにも会員制という言葉が浸透してきました。あなたが会員制の場所を利用したいと考えるのはどんな時でしょうか?例えば長年会っていなかった友人との時間を素敵な場所で過ごしたい時や、安心安全な場所でレッスンに集中したい時、落ち着いた場所での食事を楽しみたい時など、特別な日や特別な人との時間を過ごすとき、会員制のゴルフやレストラン、バーなどは素晴らしい場所です。会員制の場所というのは、ジャンルが違ってもなぜか落ち着く雰囲気があり、デートや親密になりたい取引先との接待などで使いたいと思う方も多いですよね。なぜ会員制スポットに行くとそう感じるのか、その秘密を脳科学的な視点から解説してみましょう。

【目次】
*所属意識と独占感を与えて会員同士親しみを感じる
*プライバシー空間が安らぎをもたらす
*特別感と期待値を上昇させる

1. 所属意識と独占感を与えて会員同士親しみを感じる

仲間の一人が会員であれば一緒に入れるようなスポーツジムやレストランもありますが、会員制のお店では、あなた自身もメンバーであることが必要な場合が多く、その会員であることが自己の所属意識や独占感を高めます。脳内では、所属するコミュニティやグループへの帰属感は安定感や幸福感をもたらすとされています。人数を絞っているファンクラブなどは会員であるだけで自慢できると感じ、また、一定の審査をクリアしなければ会員になれない場合は、自分が会員であると認められることで自己価値感が高まります。このように、会員制スポットは自分が特別な一員であると一種のステータスを感じることができ、一般的な場所とは異なる体験を共有することで絆を深めます。

2. プライバシー空間が安らぎをもたらす

VIPルームなど、非会員も入れるレストランの一部を会員制にしている場合もあります。こういったお店では、非会員が入れるエリアと比べて比較的静かで、高級感がありながらもプライベートな雰囲気のある作りになっています。このような環境では、脳内のストレスホルモンであるコルチゾールの分泌が抑制され、リラックスした状態に移行しやすくなります。プライベート空間で過ごす時間は、心身の疲れを癒し、安らぎをもたらします。そのため、デートや接待のときには、落ち着いて会話をすることができ、親密度を深めるでしょう。

3. 特別感と期待値を上昇させる

会員制のお店は一般的に高級感や特別感があります。レストランでは、四季折々の旬の幸を使った逸品が並び、ワインバーなどでは滅多にお目にかかれないような希少なお酒を楽しめるところもあります。特別な環境やサービスを経験することで、脳内の報酬系が刺激され、ドーパミンなどの快楽物質が分泌されます。特別な体験や環境に対する期待値が高まることで、その場所での滞在をより楽しみ、一緒に訪れた人と共に満足した気分になります。

【様々な脳科学的なプロセスが心地よさを与える】

レストランやバーを始めとする会員制スポットは、特別な日や特別な人との素晴らしい時間を過ごす場所として最適です。新しい体験や特別な場所での特別な体験が、デートや接待などの特別な機会をより豊かなものにしてくれることでしょう。また、特別な空気感や環境が人々に落ち着きを与えます。それぞれの脳科学的なプロセスが相互作用し、心地よい状態を生み出します。次回、会員制のお店を訪れる際には、その効果を実感してみてくださいね。

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