【動物×脳科学】動物園や水族館など動物に触れたり見ることはどのような影響を与えるのか?脳科学的に考察

2024/4/15 0:27
自然
【動物×脳科学】動物園や水族館など動物に触れたり見ることはどのような影響を与えるのか?脳科学的に考察

動物園や水族館など、動物を見たり触れたりする体験は、多くの人々にとって楽しく刺激的なものです。沖縄の美ら海水族館や、北海道の旭川動物園などをその場所を訪れるために旅行をするという人もいるでしょう。しかし、このような体験が私たちの脳にどのような影響を与えるのでしょうか?今回は、脳科学的な視点から、動物に触れたり見たりすることが私たちの脳に与える影響について探ってみたいと思います。

【目次】
1. 動物との触れ合いが脳内物質を活性化
2. 動物を見るだけでストレスが軽減される
3. 共感や共有の感情が生まれる

1. 動物との触れ合いが脳内物質を活性化

例えば、動物とのふれあいはストレスを軽減し、幸福感やリラックスをもたらすと言われています。動物のかわいらしい姿や愛らしい仕草を見ることで、脳内で幸せを感じる神経伝達物質であるセロトニンやエンドルフィンが放出され、心身のリフレッシュにつながります。
そもそも人間関係を形成することにストレスを感じるという人がいて、その方々にとっては、ペットセラピーを積極的に取り入れることはメンタルの安定に良い影響があると言えるでしょう。動物と触れ合うことで“幸せホルモン”のセロトニンやオキシトシンが増えるといわれているため、職場にネコを放し飼いにする企業なども中にはあります。海外では動物を家族のように扱う会社もあり、あの大企業のGoogleも、自社を「ドッグカンパニー」と称するほどです。

2. 動物を見るだけでストレスが軽減される

動物を観察することは、ストレスや不安を軽減する効果があります。研究によれば、動物の観察は心拍数や血圧の低下をもたらし、リラックスした状態を促進します。また、動物とのふれあいは、日常の疲れやストレスから解放される場として、心理的な安定感をもたらすとされています。仕事などの疲れが溜まってきたら、ペットショップや猫カフェのような身近で動物に触れられる場所にいくのもおすすめです。
可愛いものを見るほどに注意力が上がり、集中力が持続するという考察もあります。広島大学の入戸野宏ら(2016年からは大阪大学教授)が大学生約130人を対象に行ったある実験では、「カワイイものを身のまわりに置くことで、作業効率を上げることができるかもしれない」という見解が出されており、動物を可愛いと感じる人にとっては犬や猫の写真を見るだけでも効果を生み出す可能性があります。

3. 共感や共有の感情が生まれる

動物の観察やふれあいは、学習や情緒的なつながりの形成にも寄与します。特に、子どもたちにとっては、動物を通じて自然界や生物の特性を学び、共感や思いやりの気持ちを育む重要な機会となります。また、動物とのふれあいは、その経験について話し合うことで、共感や共有の感情が生まれ、また、共通の興味や愛情を持つことで、相互の信頼や親密さが生まれ、コミュニケーションが円滑になります。このように、人間同士のコミュニケーションや情緒的なつながりを促進し、社会的なスキルの発達にも役立ちます。

【動物との触れ合いが心身の健康UPに】

動物園や水族館などで動物と触れ合うことは、私たちの心身の健康に良い影響を与えることが分かりました。そのかわいらしい姿や自然の美しさに触れることで、私たちの日常生活に明るさと癒しをもたらしてくれるでしょう。ぜひ、身近な動物たちとのふれあいを楽しんでみてください。

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