【ADHD×脳科学】「うちの子ADHDかも?集中できない、注意散漫は改善できる!?脳科学的視点から考察」

2024/5/7 19:40
健康
【ADHD×脳科学】「うちの子ADHDかも?集中できない、注意散漫は改善できる!?脳科学的視点から考察」

みなさん、ここ数年、ADHDという言葉を耳にすることが増えたように感じませんか。ADHDは、注意欠如多動症とも呼ばれ、「不注意・多動性・衝動性」の特性がみられる発達障害の一つです。
例えば不注意の症状としては、話を集中して聞けない、作業が不正確、なくしものが多いなど、多動性は、体を絶えず動かしたり離席する、おしゃべりが止まらないなど、衝動性は、順番を待てないなどの行動特性が見られます。
その特性により授業中に先生の話に集中することが難しかったり、体操着など持っていかなければならなかったものを忘れてしまうことが度々あり、叱られることが多くなりがちです。それにより、自信を失って追い詰められてしまうということもあるので、お子さまの特性を理解し接することが大切です。

弊社は医療の専門家ではありませんので、今回は脳科学の視点からADHDについて改善できるアプローチがあるか考察していきます。

【目次】
*ADHDの症状と脳の関係
*ADHDの人が脳内物質バランスを整えるには
*適切な生活習慣の確立
*脳科学アプローチでより充実した生活へ

1. ADHDの症状と脳の関係

ADHDの症状は、脳内の神経伝達物質の不均衡が関与しています。特に、ドーパミンやノルアドレナリンなどの神経伝達物質が関連しており、これらのバランスを整えることが重要です。神経伝達物質は、神経細胞間で信号を伝えたり、脳内のさまざまな機能を調節したりする役割を担っています。主な神経伝達物質には、ドーパミン、セロトニン、ノルアドレナリンなどがあります。

2.ADHDの人が脳内物質バランスを整えるには

ADHDの場合、ドーパミンやノルアドレナリンの量や活性度が低下していることが指摘されています。これにより、注意力や衝動のコントロールなどの機能が低下し、ADHDの症状が現れると考えられています。運動やストレス管理などの方法で、これらの神経伝達物質の分泌を促進することができます。

3. 適切な生活習慣の確立

健康な生活習慣を確立することも、ADHDの症状を緩和する上で重要です。十分な睡眠を確保し、バランスの取れた食事を摂取することで、脳の機能が最適な状態に保たれます。また、適度な運動やストレス軽減法も有効です。特に、食事ではオメガ3、タンパク質、ビタミンB6、亜鉛、マグネシウムの摂取がおすすめです。個々の症状や体質によって効果が異なる場合がありますので、個々の状況に合わせたアプローチが大切になってきます。

【脳科学アプローチでより充実した生活へ】

ADHDは一生付き合っていく必要のある障害ですが、適切なサポートや取り組み方を見つけることで、症状の管理や生活の質の向上が期待できます。今回は紹介しませんでしたが、専門家による行動療法や認知行動療法は、ADHDの症状を管理するための有効な方法です。これらのアプローチでは、行動や思考のパターンを変えることで、症状の軽減や対処方法の向上を図ります。どのような症状でもまずはどんな症状なのか、なぜその症状が起きるのかなどを知ることが改善の一歩です。脳科学的にも、まずは状態を知るという「メタ認知」はとても重要です。脳科学的なアプローチを取り入れながら、自分に合った方法を見つけて、充実した生活を送りましょう。

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