【食べ歩き×脳科学】観光しながら名産品を楽しめばひらめき力強化!?食べ歩きが私たちの脳に与える影響とは

2024/4/15 0:42
【食べ歩き×脳科学】観光しながら名産品を楽しめばひらめき力強化!?食べ歩きが私たちの脳に与える影響とは

街を歩きながらさまざまな美味しい食べ物を楽しむ「食べ歩き」は、多くの人々にとって楽しいアクティビティです。『デジタル大辞泉』によると
[名](スル)その土地の名物料理や珍しい食べ物を、あちこち食べて回ること。「一人で気楽な食べ歩きを楽しむ」
[補説]近年、「歩きながらものを食べること」の意で用いられることがある。
とあり、近年は「歩き食べ」の意味と混同されて使われるくらい、身近な行動を示す言葉になっています。これは楽しい習慣として私たちの生活になじんで市民権を得たと言えるのかもしれません。では、なぜ食べ歩きが楽しいのでしょうか?実は、その背後には脳の働きが関係しています。この記事では、食べ歩きの楽しさと脳科学的な関連について探求してみましょう。

【目次】
*味や香りの多様性が楽しみを倍増させる
*新しい味や料理がドーパミンを分泌
*食べ物と感想の共有で人間関係が深まる

1.味や香りの多様性が楽しみを倍増させる

食べ歩きは、さまざまな料理や店舗を試すという興奮や新鮮さをもたらします。脳は新奇性を求めるため、新鮮な体験や刺激に反応し、その刺激を求めるようにプログラムされています。新大久保のコリアンタウンなどの食べ歩きでは、いろいろなお店が同じエリアに密集しているため、そこを歩いているだけで様々な香りや食べ物の写真が目に入ります。味や香り、雰囲気などの多様性が脳に刺激を与え、楽しみを倍増させます。

2.新しい味や料理がドーパミンを分泌

歩きながら食べたいものを見つけることは、新しい味や食文化を発見するための冒険でもあります。未知の味や料理を試すことで、脳は新しい刺激を受け取り興奮します。この興奮状態は、脳内でのドーパミン放出を促し、食べ歩きをより楽しく、刺激的な体験にします。
また、行ったことのない場所に行くという行動は「場所ニューロン」を活性化します。食べ歩きをしている人は、常に場所や食に対してチャレンジすることで刺激を得ていることになるため、アセチルコリンが活性化しやすく、閃きや創造性の力を高めて、アイディア出しや企画を考えるようなクリエイティブな仕事に活かせる場合もあります。

3.食べ物と感想の共有で人間関係が深まる

食べ物は、人々をつなげる力も持っています。食べ歩きは、友人や家族と一緒に楽しむことができ、人数が多いとより多くの料理をシェアしながら楽しむことができるというメリットがあります。一緒に新しい料理を試し、感想を共有することで、人間関係が深まります。人間は社会的な生き物であり、他者との交流や共有が幸福感を高めます。このような社交性は、脳内での愛着や幸福感を高め、食べ歩きをさらに楽しいものにします。

【食べ歩きは楽しみや幸福感をもたらす】

食べ歩きは、新しい味覚や文化を発見する冒険であり、友人や家族との素晴らしい体験です。脳内の報酬系や社交性との関係から、食べ歩きは我々に幸福感や満足感をもたらし、心身ともに豊かな体験をもたらします。ぜひ、気軽に食べ歩きを楽しんでみてください。

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